私立医学部英語マニア

私立医学部の英語に関する所感をつづります。

北里大学の英語

今回は北里大学について。

もちろん医学部の英語についてです。

 


本学は、かの北里柴三郎博士を学祖と仰ぐ

歴史と伝統を持つ大学です。

 


入試問題も洗練されていて、全マーク式です。

奇を衒う訳でもなく、標準的なレベルで、

かつ、ちゃんと受験生を選別できる問題に

なっております。

 


例年多少のマイナーチェンジはあるものの

概ね以下の構成です。

 


長文読解1題

会話文1題

並べ替え1題

 


は必須で、その他は

 


文法空所補充(4択式)

類語選択

発音問題

 


など、多彩な問題が1題ないし2題追加されます。

 

北里大学の問題は他の私立医学部とちがって

マニアックな知識を問うような問題はなく、

長文にも必ず語注が付くので、非常に良心的だと思います。

 

長文のテーマは医療系が多いですが、たまに人文学的な文章も出題されます。

 

設問は空所補充、類語選択、内容一致と、

形式も標準的です。

 

文法問題も市販の教材をしっかりやり込んでいれば難なく得点できるものです。


試験時間は70分で、近年は問題量が増えている印象なので、悠長に解いていると時間が足りなくなるでしょう。

 


反面、レベルは標準的ですから

しっかり英語を勉強してきた人は

高得点を狙えます。

その分、英語が苦手な人には

かなり不利になると思われますので、

英語の底上げか、他科目でのカバーが

必須となるでしょう。