私立医学部英語マニア

私立医学部の英語に関する所感をつづります。

岩手医科大学の英語

五十音順私立医学部英語分析の第2回は、岩手医科大学です。

 

岩手医科大の問題は、2015年度までは問題用紙が片面1枚のみ、という非常に簡素な作りで筆記も課すテストだったのですが、2016年度・2017年度に、問題数・レイアウト共に大きく変更がなされ、まるでセンター試験のようになりました。

 

「なるほど、この路線でいくのね」

 

と思ったのも束の間、2018年度からガラッと毛並みが変わりました。

 

それまでタラちゃんのように柔和だったのが、突然チャッキーのように凶暴になったかに感じられました。

 

単語レベル・問題量・難度、どれを取っても医学部上位レベルに変容しました。

 

その割に、相変わらず試験時間は60分という、私立医学部最短を保持しています。

 

もはや「鬼畜!」という言葉しか思い付かないほどになってしまいました。

 

その分、おそらく受験生間で大した差はできなくなったと思います。合格者平均でも50〜60、下手したら50を切るのでは?と思われるほどの問題です。

 

これまでは、問題も比較的易しく日程も早いことを理由に例年多くの受験生が「腕試し」「試験慣れ」といった感覚で受験してきましたが、もはやそんな甘さはなくなりました。甘く見てかかると、却って心を折られその後の試験にも影響を及ぼすレベルです笑

 

岩手医科大からすると

 

「卒業後も岩手(または東北)に残り地域医療に

貢献できる人材が欲しい!」

 

と思っている様ですが、

 


受験生側からすると本気で

 


「岩手に移住したい!」

 


と思っている人は少ないんですよね。

 


当然大学側もそんな受験生達の気持ちは重々分かっているので、面接は基本圧迫だそうですが、2018年度からは1次試験から圧迫していく方針に変えたようですね笑

 

医者になりたい!という思いだけでなく、熱い岩手愛がなければ、この大学には合格できないのではないでしょうか?

 


いずれにせよ、やっぱり医学部は難しいということです。

 

皆様の健闘を祈ります。